楽天証券で実際に米国株をデイトレードしてみた。

私は米国株の取り引きを2021年から始めましたが、今回初めてデイトレードをしてみました。

たまたま米国株のランキングを見ていたら、1日で150%を超える上昇率を記録している銘柄を見つけたので、詳細を調べたら、この銘柄はバイオ株で非常に良い材料が出たということを知り、思わず勢いで買ってしまったという銘柄です。

それにしても1日で150%を超える上昇率というのは、日本の株式市場では極端な低位株を除き、まず見ることのできない上昇率です。

$BYSI 24.63ドル買い→28.52ドル売り

今回私がデイトレードをした銘柄はこちらです。

$BYSI「ビヨンドスプリング」

アメリカのバイオ株ですが、先日発表したプレスリリースの内容で、プリナブリンとドセタキセルと併用した第3相試験の結果が、主要評価項目を満たしたと発表し、この発表が好感され、株価は爆上げとなりました。

その上昇率は、終値ベースでなんと+157.73%!!

ストップ高やストップ安制限のある日本の市場では、決して見ることのない数字です。

それにしても1日で150%は凄まじいです。

これだけ上昇率がある銘柄でも、米国株は一株単位で購入が可能!

私が日本株よりも米国株を注力している理由の一つに、アメリカの株は一株から購入が可能だということです。

これは少ない金額で投資が可能だというメリットもありますが、もし下落した場合にナンピンする金額も、少ない金額で済むからです。

今回のビヨンドスプリングの場合、24.63ドルで一株2,720円で購入し、それからあっという間に8%ほど上昇していたので、ここは無理に欲は出さないことにして、28.52ドルの3,105円で売却することにしました。

元々一株しか購入していなかったので、そのまましばらく持ち続ける予想でしたが、あっという間に株価が急上昇していったので、結果的にデイトレードになった案件でした。

今回は一株しか買っていなかったので、利益は牛丼(並)一杯分です。

投資金額は3000円以下です。

これと同じ金額で日本株を探そうと思っても、言葉は悪いですが、ぶっちゃけボロ株しか買えません。

一応日本株でもミニ株や、ひな株といった商品もありますが、成り行き注文のみで指値が不可能なので、売りたいタイミングで売れるとは限りません。

世界一の時価総額のアップルも17000円あれば購入できる

米国株は日本株とは違い、どんな銘柄でも1株単位で注文ができ、もちろん指値で注文が可能です。

そのため、時価総額世界一のアップルの株でさえも、約17,000円もあれば購入が可能です

世界一の時価総額のアップルの株がたった17,000円もあれば購入が可能

米国株を知らない人がこの事実を知った場合、おそらく大多数の人が、たったそれだけでアップルの株が買えるのか?と驚く人が多いでしょう。

その代わり米国株は手数料が高いのでは?と思うかもしれませんが、私が実際に楽天証券でアップルの株を一株購入した時の手数料は、0.66ドルでした。

手数料0.06ドルを加えても、日本円に換算するとおよそ80円程度です。

もちろん日本株の方が手数料は安いですが、アップルは2021年4~6月期決算で217億4400万ドル(約2兆3800億円)の純利益を出し、世界一の時価総額がある企業の株です

同じ2021年4月~6月期決算で、日本のトヨタ自動車の純利益は、8978億円で過去最高を記録しましたが、それでもまだ1兆円には届いていません。

かつてウォークマンとiPodで、音楽プレイヤー市場を争っていた日本のソニーと比べると、アップルの純利益が約2兆3800億円に対し、ソニーの純利益は2118億円と、そもそも比較できる土俵にすら立っていません

日本のトップ企業と比べても、これだけの力の差を見せつけているアップルの株を、一株80円程度の手数料で購入できるのであれば、私個人の感覚から言えば、十分安すぎると思うほどです。

米国株では無理にデイトレードをする必要はない

今回初めて米国株でデイトレードをしてみましたが、率直な感想を言うと、日本の証券会社を利用して米国株を購入する場合なら、デイトレードよりは長期保有が向いているでしょう

これは日本に住んでいる以上、米国本土より情報の伝達速度が遅れることと、そもそも日本語で記載されていないので、英語のウェブサイトから情報を集めないといけません。

そしてトレードツールも、日本株をトレードしている環境に比べると圧倒的に劣るので、デイトレをするなら日本の市場でトレードした方が何かと便利でしょう。

アメリカでは過去にデイトレードブームが過熱した影響で、破産する人やデイトレーダーによるアトランタ銃乱射事件があったため、パターンデイトレーダー(Pattern day trader)という制度が設けられています。

日本の証券会社を利用した場合、どういった規制があるのかは不明ですが、今回は数千円程度の投資資金だったので、おそらく何も問題なかったのでしょう。

今回はたまたま利益が出た結果となりましたが、日本株と比べた場合、米国株でデイトレードをするための環境は、まだまだ備わっていないと感じました。

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